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16年間のご愛読ありがとうございました。

以前よりお伝えしていたように、本日3月31日をもってTechCrunch Japanは記事の更新を停止します。これまで16年という長い間ご愛読いただいた読者のみなさまに感謝をお伝えしたいと思います。今後、TechCrunch Japanがスタートアップに関する情報を読者のみなさまに提供することはなくなりますが、もちろん、日本のスタートアップ業界は今後も成長を続けていくでしょう。そこでみなさまには最後のお願いがあります。すでにご存知の方も多いとは思いますが、元TechCrunch Japanチームの平野武士氏が率いるBRIDGE(ブリッジ)は、TechCrunch Japanのようにスタートアップに関する様々なニュースを日々伝えています。また、元TechCrunch Japan副編集長の岩本有平氏が率いるDIAMOND SIGNAL(ダイアモンドシグナル)は、スタートアップやその起業家を深堀りした記事を配信しています。スタートアップだけではなく、大手企業の情報も含めて知りたいという方々には、藤井涼氏が編集長を務めるCNET(シーネット)もおすすめです。読者のみなさまにはぜひ、今後もこれら...
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米国の州検事総長がTikTokとSnapに対して他社製ペアレンタルコントロールアプリに対応するよう要望

TikTok(ティックトック)とSnapchat(スナップチャット)にはペアレンタルコントロールの強化が必要だとする書面に、44人の州検事総長が署名した。米国時間3月29日、全米検事総長協会(NAAG)は10代の間で広く使われているTikTokとSnapchatに対し、一連の懸念を書面で送った。州検事総長のグループはソーシャルメディアアプリに関して、広い意味で子どもの身体、感情、精神の健康に与える悪影響などさまざまな問題点を挙げている。虐待的な性的関係を表現したコンテンツは子どもの健全な関係に対する考え方を著しく傷つけることがあり、家庭内虐待や人身売買の継続を助長する恐れもあると指摘している。そして書面では、TikTokとSnapchatが他社製ペアレンタルコントロールアプリと効果的に連携して保護者がプラットフォーム上での子どもの行動を監視し制限することに努めていないと強調している。NAAGはBarkというアプリの調査を引き合いに出した。2021年に30種類のアプリで34億通のメッセージを分析したところ、10代の74.6%が自傷や自殺の状況に関わり、90.73%がオンラインでヌードや性...
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Apple Watchで家電の操作が可能に―スマートリモコンNature Remo専用アプリがアップデートで対応

Nature(ネイチャー)は3月31日、スマートリモコン「Nature Remo」(ネイチャーリモ)の専用アプリ「Nature Remoアプリ」(Android版・iOS版)のアップデートを行い、Apple Watchに対応させたと発表した。これによりユーザーは、Apple Watchから家電の操作やシーンの実行が可能になった。Apple Watch対応は、Nature Remoアプリのver.8.1.3以降で利用可能。またApple WatchのOSは、ver. 8.0以降より対応している。今回のアップデートによりApple Watchで可能となった操作は「『プリセット家電』の電源オンオフ」「『シーン』の実行」の2種類。Apple Watchで可能となった操作「プリセット家電」の電源オン/オフ:現在、Nature Remoアプリに家電を登録できる「プリセット家電」は、エアコン、テレビ、一部の照明の3つとなっている。今回のアップデートでは、これらの家電の電源のオンオフが可能となる(プリセットに関する詳細はプリセット家電一覧を参照)「シーン」の実行:複数の家電の一括操作を「シーン」として...
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アップルが「リーダー」アプリの外部リンク使用を許可、ただし承認が必要

Apple(アップル)は米国時間3月30日、App Store(アップストア)で販売される一部のアプリケーションが、外部ウェブサイトにリンクし、ユーザーがアプリデベロッパーのアカウントを作成したり管理したりできるようにすることを許可すると発表した。このApple App Storeレビューガイドラインの変更は、同社が「reader(リーダー)」アプリと呼んでいるカテゴリーのみに適用される。すなわち雑誌、書籍、オーディオ、音楽、ビデオなどある種のデジタルコンテンツへのアクセスを提供することを主として作られたアプリだ。Appleの計画が最初に発表されたのは、2021年9月に日本の規制機関であるJapan Fair Trade Commision(JFTC、公正取引委員会)と和解したときのことで、2022年初頭に実施されるとされていた。以前同社は、この変更が有効になる時には全世界のリーダーアプリが対象になると言ったが、正確な実施日付は明らかにしなかった。関連記事:アップルが日本の公正取引委員会と和解、アプリ内の外部リンクを承認3月30日、AppleのApp Store Reviewガイドライ...
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WhatsAppでは毎日70億回のボイスメッセージが送信されている

インドではスマートフォンユーザーの大半がMeta傘下のWhatsAppを使っている。私も多用している。しかし私は誰かにボイスメッセージを送ったことはただの一度もない。ところが、他の人々は送っているのだ。米国時間3月30日、WhatsAppは毎日平均で70億回、ボイスメッセージが送信されていると発表した。テキストではなくエンド・ツー・エンドで暗号化されているボイスノートでのコミュニケーションは「表現力豊かな会話」ができるので人気があると、同社は述べた。同社は「感情や興奮を声で伝えるのは、テキストで伝えるよりも自然なことです」と述べている。20億人以上が同社のサービスを利用し、毎日1000億回以上のメッセージが送信されている(最新の数字ではあるが、2020年のものだ)。注目すべき、そしてとんでもないことのように思える勢いでボイスメッセージの利用が増えているのは、必ずしも驚きではない。例えば多くの新興市場では、新規スマートフォンユーザーは文字入力よりも音声を好む傾向があることがわかっている(WhatsAppは各国にわたるボイスメッセージの利用状況について見解を述べていない)。今回の節目の数字...
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Beewiseのロボット巣箱が世界のミツバチを救う?

ここに残念な統計がある。毎年、ミツバチのコロニー(蜂群)の約30%が消滅しているというのだ。科学者たちは、世界のミツバチの個体群における破壊的な継続的傾向を言い表すために「蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder、CCD)」という言葉を作った。その原因は特定されていない。しかし、専門家の間では、生息地の破壊や殺虫剤など、多くの人為的な原因が指摘されている。そこで、ミツバチの個体数を回復させるために人間ができることはないだろうか、という疑問が浮かび上がってくる。2018年にイスラエルで設立されたBeewise(ビーワイズ)というスタートアップ企業は、ロボットによる解決策を提供している。同社は、外に設置して一種の自動養蜂場として機能するように設計された箱を製作した。太陽光発電装置を備えたこの箱は、蜂の巣を監視し、気温制御と自動収穫を行う。ペットの侵入といった問題が起きないように監視する一方で、内部の環境を調節して入居者の群れ行動を防ぐように設計されている。画像クレジット:Beewise現在、Beewiseは同製品を月額400ドル(約4万9000円)のRaaS料金+初...
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グーグルがAIの進化を「個人の危機」の検出と検索結果の安全に役立てる

Google(グーグル)は米国時間3月30日、AIモデルを強化してGoogle検索をより安全にし、自殺や性的暴行、薬物乱用、DVなど扱いに注意を要するクエリを向上させると発表した。同社は、利用者が明確に露骨な内容や挑発的な内容を探しているのではない場合に、AIテクノロジーでそうした好ましくない内容を検索結果から取り除く機能も強化する。現在は、利用者が自殺や乱用といった扱いに注意を要する情報を検索すると、Googleは検索結果よりも上に関連する国のホットラインの連絡先情報を表示する。しかし同社は、危険な状況にある人はさまざまな方法で検索することがあり、人間が検索のクエリを見ればフラグが立つとわかるにしても、検索エンジンにとっては検索した人が助けを必要としているかどうかが明らかにわかるとは限らないと説明する。Googleは、MUM(Multitask Unified Model)と呼ばれる同社の機械学習と最新AIモデルのテクノロジーを利用して、自動でこれまでよりも正確に、広範囲にわたる個人の危険に関する検索を検出できるようになると説明する。MUMは人間の質問やクエリの背後にある意図をこれま...
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知らなかった、iPhoneからiPadへ魔法のように画像をコピーできるなんて

iOSは、各メジャーリリースごとにたくさんたくさんの機能を導入するが、その中には残念ながら明らかではないものもある。そういったものがTikTok上で「あなたの知らないiPhoneの機能」というネタを生み出しているのだ。例題#4123131。この動画を見てみよう。 @initialfocus #stitch with @partyshirt I am way too late to this party #apple #iphonetricks #iphone ♬ original sound – michael Appleの昔からあるContinuity(コンティニュイティ)機能や新しいUniversal Control(ユニバーサルコントロール)については、もうご存知だろう。スマートフォンからノートパソコンにリンクをコピー&ペーストすることは、特に画期的なことではない。しかし、上に示したように、元Apple社員でさえ、ピンチジェスチャー(指3本使用)を使ってiPhoneとiPadの間で、まるで技術通の魔法使いがタロットカードの上でダイスをふるように、画像をコピ...
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イオンおよびイオンスタイル全店舗・約360店でVR従業員教育を導入、140カ国5万社が採用するInstaVRを活用

イオンリテールは3月31日、新人および既存従業員教育にInstaVR提供のVRプラットフォーム「InstaVR」(インスタブイアール)を導入すると発表した。対象は、イオンおよびイオンスタイル全店舗(約360店舗。同社が運営する北陸信越、関東、東海、近畿、中四国エリアの店舗)。全店舗にVRを従業員教育に導入する取り組みは国内小売業で初という。同社は、顧客視点と現場を基盤とする全員経営を重視するとともに、業務プロセスの標準化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による生産性改善に取り組む構造改革を加速させているという。そううした中、さらなる「お客さま満足」の実現に向けて、従業員の教育機会拡大と習得レベルの標準化を目的に、人材育成においてもDXを推進する。今後も、VR学習コンテンツの拡充を進めることで現場力を強化し、顧客満足度の向上に取り組むとしている。2015年12月設立のInstaVRは、VRの事業活用を推進するVRコンテンツ制作・配信・分析プラットフォーム「InstaVR」の製品開発・導入支援を行う、日本発のVRスタートアップ。世界140カ国5万社に採用されているという。イオ...
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ツイッター、「Proアカウント」のプロフィール設定を全ユーザーが利用可能に

Twitterの発表によると、同社は「Proアカウント」のプロフィールを、全世界の全ユーザーが設定できるようにした。これまでユーザーは、Proアカウントにするためには申請が必要だったが、今後はプラットフォーム上の誰でも、自分のアカウント設定から直接、Proアカウントになることができる。TwitterはProアカウントを「プロフェッショナルのためのTwitter」と呼んでおり、ブランドやクリエイターが特別なツールを使って自分を目立たせ、広告やTwitterの今後のeコマース機能で簡単にコンテンツを宣伝することができる。たとえば「ショップモジュール」機能でブランドや企業やその他のリテイラーは、企業のプロフィール上でダイレクトに自分の製品や商品を紹介できる。 Now globally available for everyone, Professional Accounts are a new tool on Twitter that allows you to have a unique and clearly defined presence on the platform.&mdas...
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SPACE WALKERが5.5億円の資金調達、サブオービタルスペースプレーンの開発や複合材事業の体制強化

SPACE WALKER(スペースウォーカー)は3月31日、シードラウンドとして、コンバーティブル・エクイティおよび社債などによる5億5000万円の資金調達を2022年3月に完了したと発表した。引受先は個人投資家など。累計資金調達金額は12.16億円となった。調達した資金により、サブオービタルスペースプレーン(有翼式再使用型ロケット)の技術実証、商用機開発、および新たに立ち上げた複合材事業への設備投資、これらに伴う人員強化、広告宣伝費などの運転資金などにあて、さらなる事業拡大を目指す。スペースウォーカーは、誰でも飛行機に乗るように自由に地球と宇宙を往来する未来を目指し、持続可能な宇宙輸送手段を提供するために、サブオービタルスペースプレーンの研究・開発を行っている東京理科大学発スタートアップ。また、2021年7月には複合材事業も立ち上げている。同社が宇宙開発において培われた軽量な複合材製容器は、宇宙のみならず、陸海空にまたがる脱炭素化社会に向けた水素サプライチェーン・プラットフォームの構築において、特に重要な要素である水素の貯蔵容器としても注目されているという。...
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Mojo VisionがARコンタクトレンズの最新プロトタイプを発表

数年前のCESで、我々は初期のプロトタイプをラスベガスで見たときから、Mojo Vision(モジョ・ビジョン)の市場への道のりが、長くて慎重なものになることはわかっていた。人体の最も脆弱な部分に装着するように設計された斬新で小さなものを実現しようとすれば、ハードウェアが難しいという話は何倍にもなるからだ。米国時間3月30日、ベイエリアに拠点を置くこのスタートアップ企業は、その拡張現実コンタクトレンズ技術の新しいプロトタイプを発表した。このシステムは、Mojoが「Invisible Computing(目に見えない演算処理)」と呼ぶ、レンズ上に情報を重ねるヘッドアップディスプレイ技術がベースになっている。本質的には、過去40年以上前からさまざまなSF映画で見たことのある技術を実現しようとするものだ。この装置には、同社のオペレーティングシステムの最新版も搭載されており、スクリーンをユーザーの目の前に直接移動させることで、(ある意味)スクリーンへの依存を減らすように設計されている。このシステムは、1インチあたり1万4000ピクセルという非常に高精細な0.5ミリメートルのマイクロLEDディス...
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レジ袋禁止は裏目に?研究で判明した規制実施後の意図せぬ結果

プラスチック製レジ袋は悪だ。スーパーマーケットでの利用を禁止すれば、問題は解決する、そうではないのか?そうだろう?違うの?よくあることだが、この話にはもう少し続きがあるようだ。ジョージア大学の研究者たちは、レジ袋の提供を禁止することは、意図しなかった結果をもたらす可能性があると指摘している。新しい分析によると、レジ袋禁止政策は、善意から始まったとしても、結局は逆効果になる可能性があるそうだ。その問題とは、食料品店のレジ袋は使い捨て製品だと思われているが、小さなゴミ箱のライナーとして(短い)第二の人生を歩むことが多いということである。レジ袋がないと、人々は代わりのものを探す。つまりそれは、小さなプラスチック製のゴミ袋を買うことを意味する、と研究者たちは指摘している。ジョージア大学Warnell School of Forestry and Natural Resources(森林天然資源学部)のポスドク研究員であるYu-Kai Huang(ホァン・ユカイ)博士はこう述べている。「研究から、レジ袋の使用に対する需要があることはわかっており、これらの政策が実施されれば、一部の袋がなくなったり...
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Waymoが無人ロボタクシーサービスをサンフランシスコの従業員に提供

Alphabet(アルファベット)の自動運転部門のWaymo(ウェイモ)は米国時間3月30日、サンフランシスコの従業員に完全自律走行車による乗車の提供を開始したと発表した。Waymoは、プレシディオからキャンドルスティックポイントの最奥部まで広がる「サンフランシスコの初期サービス領域」内で、乗客だけが乗り込む運行を開始し、そこから徐々に拡大していく予定だ。このニュースの約1カ月前には、同社はカリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)から許可を取得後、人間のオペレーターを乗せたロボタクシーの乗車でベイエリアの住民に課金し始めると発表した。また、8月にはWaymoのTrusted Testerプログラムが始まった。このプログラムでは、サンフランシスコの人々が登録して、やはり人間のオペレーターを乗せたWaymo Driver搭載の全電動自動車ジャガーIペースを無料で呼び出すことができるようになった。サンフランシスコは、Waymoとその最大のライバルであるGM(ゼネラルモーターズ)の自動運転子会社Cruise(クルーズ)との間で、ある種の戦場と化している。Cruiseは2022年2月上旬、自社...
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Zoom・Teams・TikTok対応、AIで自分の外観をDXできる「xpression camera」正式版リリース―1.5億円の資金調達も

「学習し模倣するAI」を「想像し創造するAI」へ進化させることをミッションに掲げるテック企業EmbodyMe(エンボディーミー)は、ビデオ会議などで自分の映像を別のものに置き換えられる「xpression camera」(エクスプレッションカメラ)の正式版をリリースした。WindowsとMacに対応し、無料で使うことができる。アプリはこちらからダウンロードできる。また同社は、FreakOut Shinsei Fund、DEEPCORE、キャナルベンチャーズ、山口キャピタルを引受先として、1億5000万円の資金調達を実施したことも発表した。xpression cameraは、使いたい画像が1枚あれば、それをAIにより自分の外観と置き換えて、リアルタイムでコミュニケーションができるようになるというツール。Zoomのほかに、Teams、YouTube、TikTokなどあらゆるビデオアプリで利用できる。たとえばパジャマ姿でも、スーツを着た自分の画像に置き換えてリモート会議に参加するということが可能になる。自分だけでなく、顔として認証されるものなら、絵画や動物の写真を使うこともできる。2020年...
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Tumblrが投げ銭機能を拡張、ブログでのチップも可能に

米国時間3月30日、Tumblrがチップジャー(投げ銭)機能を拡張して、iOSアプリとウェブアプリケーションではブログに対しても投げ銭できるようにすると発表した。同社は投げ銭機能を先月導入し、ユーザーがポストに対してチップを置けるようにしていた。本日の機能拡張で、ユーザーはブログにもチップを置けるようになる。Tumblrによると、個々のポストではなくブログに対してチップできるのでクリエイターにとっては有利だという。今回の機能拡張で、ユーザーはブログにもチップできるようになる。Tumblrは、この拡張は、チップを特定の投稿に結びつけることなく、ブログでのチップを許可するため、クリエイターに利益をもたらすという。プロフィールやブログ画面で、ブログでのチップを有効にすることができるようになった。チップに登録すると、ブログ画面のヘッダーにチップボタンが利用できるようになる。ウェブ上のブログでチップをするには「Tip」ボタンを選択し、贈る金額を選択することができる。iOSアプリでは「Support」ボタンを選択することで、チップを送ることができる。Tumblrによると、近日中にAndroidアプ...
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ベトナムのVinFastがノースカロライナ州にEV工場を約2445億円で建設

ベトナムの自動車メーカーでVingroup傘下のVinFastは米国時間3月29日、ノースカロライナに最初の米国工場を建設すると発表した。同社は以前から、米国への投資と進出の計画を表明していた。この新進自動車企業によると、同社は1976エーカー(約8平方キロメートル)のノースカロライナ工場の第一期工事に約20億ドル(約2445億円)を投じ、今後の工期に対しても投資を続ける。第一期の竣工予定は2024年7月で、年産15万台の生産能力を実現する。VinFastの計画では、同工場で乗用車2車種と電動バス、電動車用バッテリーを生産し、またサプライヤーのための付属品なども生産する。VinFastがノースカロライナ州と交わした合意書によると、VinFastの7人乗り全電動SUV、 VinFast VF 9と、5人乗り全電動ミッドサイズSUV、VinFast VF 8にはブロックチェーンの技術が含まれ、オーダーを記録したりオーナーを確認したりするが、それらの製造を米国工場で行う。VF 9とVF 8の価格はそれぞれ、1月に同社がCESでシェアしたところによると、米国で5万6000ドル(約680万円)と...
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レーザー核融合商用炉の実用化を目指す大阪大学発EX-Fusionが3100万円調達、装置開発・技術実証を推進

レーザー核融合商用炉の実用化を目指すEX-Fusionは3月31日、第三者割当増資による3100万円の資金調達を実施したことを発表した。引受先は、OUVC2号投資事業有限責任組合(大阪大学ベンチャーキャピタル。OUVC)。調達した資金を活用して、連続的に核融合反応を発生させるための装置開発および技術実証を進める。EX-Fusionは、レーザーにより発生させた核融合反応によって発電する「核融合発電」の実現に挑戦する大阪大学発のスタートアップ企業。長年にわたりレーザー核融合を研究してきた大阪大学レーザー科学研究所や光産業創成大学院大学の研究者らによって設立されており、レーザー核融合発電の実現に向けた課題である、連続的・効率的に核融合反応を発生させる技術を活用した核融合商用炉の開発を進めている。同社は、日本を拠点とするレーザー核融合エネルギーのスタートアップとして、実用化に必要な技術開発を加速していきながら、商用炉実現を目指す過程で得られる最先端の光制御技術・知見等を活用し、エネルギー分野にとどまらず、様々な産業分野の技術開発に貢献するとしている。...
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コスメD2Cブランドなど展開するDINETTEが8億円のシリーズB調達、OMO施策で販売チャネル拡大・アジア圏のマーケ推進

コスメD2Cブランド「PHOEBE BEAUTY UP」(フィービービューティーアップ)と美容メディア事業を展開するDINETTE(ディネット)は3月30日、シリーズBラウンドとして、第三者割当増資と融資による総額8億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、大和企業投資、セレス、MTG Ventures。借入先はみずほ銀行。調達した資金により、サブスクリプションをメインに販売するPHOEBE BEAUTY UPについて、OMO(Online Merges with Offline)施策に投資を行い販売チャネルを拡大、アジア圏へのマーケティング活動を行う。女性の悩みに寄り添うビューティーカンパニーになるべく、2022年度より多様なブランドを多数創出するために商品開発に投資するという。PHOEBE BEAUTY UPは、DINETTEが運営するSNS美容メディアに寄せられた顧客の声を基に誕生した、オリジナルブランド。「今日なりたい『私』を叶える」をブランドミッションとし、プロダクト体験を通じてより多くの顧客の「なりたい」を実現することを目指している。...
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金融教育サービス「ABCash」などを展開するABCash Technologiesが約12億円のシリーズC調達

金融教育サービス「ABCash」を展開するABCash Technologies(エービーキャッシュテクノロジーズ)は3月30日、シリーズCラウンドとして、第三者割当増資による総額約12億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は三菱UFJイノベーション・パートナーズ、SBIインベストメント、Aflac Ventures LLC(Aflac Ventures Japan)、SV-FINTECH Fund、Hamagin DG Innovation投資事業有限責任組合(横浜銀行、デジタルガレージ)、マネックスグループ、FFGベンチャービジネスパートナーズ。調達した資金は、データ・テクノロジーの活用強化、ブランディング強化、FinTechサービス拡大にあてる。2022年4月より高等学校で金融教育が開始されるなど社会全体での金融教育のニーズの高まりを背景に、金融教育FinTech事業の推進強化を目的とする資金調達を実施したという。金融機関や親和性の高い株主と事業レベルの連携を深めつつ「貯蓄から投資へ」という流れを加速していくとのこと。2018年2月設立のABCash Technologies...
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データサイエンティストを対象とした専用データベースのPineconeが34億円調達

Pinecone(パインコーン)が2021年の創業時に発したメッセージは、データサイエンティストのニーズに特化したサーバーレスベクターデータベースを開発するというものだった。このデータベースは同社が行っていることの中核を成すものだが、同社はAI駆動型検索を中心に、より洗練されたデータベースの用途へと向かっている。「干し草の山の中から針を見つける」データサイエンティストを支援することを目指している。Pineconeの創業者でCEOのEdo Liberty(エド・リバティ)氏に2021年、1000万ドル(約12億円)のシードラウンドの際に話を聞いたときはちょうど、同社がデータベースを開発しながらその道を歩んでいるところだった。同氏はAmazon(アマゾン)で、SageMakerというデータベースサービスの構築に携わっていた。それからがずいぶん長い道のりだったと同氏は話した。「シードラウンドの発表から、いろいろと変化がありました。まず何よりも10月にきちんとした有料サービス製品を立ち上げました。それ以来、採用数も収益も急増しており、本当に順調です」とリバティ氏は語る。シードラウンドの際、デー...
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Geolonia、ベクトルタイル形式地図開発を支援する2つのツールを国土地理院との契約により開発―オープンソースとして公開

地図、地理空間情報、ロケーションデータの分野で事業を展開する位置情報テクノロジー・スタートアップGeolonia(ジオロニア)は3月29日、ベクトルタイル形式の地図開発を支援する2つのNPMパッケージ「itoma」(イトマ)と「kata」(カタ)を開発し、オープンソースソフトウェアとして公開したと発表した。これは、国土地理院との契約により開発されたもので、国連OpenGISイニシアチブが推進する国連ベクトルタイルツールキットプロジェクトの一部として、MITライセンスで公開されている。同社としては、政府機関からオープンソース化を前提として受注した初めての事例という。国連OpenGISイニシアチブとは、国連の平和維持活動に必要なオープンソースのGIS(地理情報システム)を開発するための取り組み。Geoloniaは、2021年11月から、地図デザイン編集ソフトウェア「Charites」(カリテス)を提供し参画している。今回開発された2つのツールは、ベクトルタイル形式の地図データを処理するためのNPMパッケージ(JavaScriptのパッケージ管理システム)となる。「itoma」は、ベクトルタ...
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Spotifyが2人の音楽の好みを比較して作るBlendプレイリストを最大10人に拡大、人気アーティストとのBlendも作成可能

Spotify(スポティファイ)で人気のあるプレイリスト作成ツールの「Blend」に、2021年の正式公開以来最大のアップデートが実施される。これまでのBlendでは2人のユーザーのお気に入りの曲を組み合わせて共通項を探し、音楽の好みが重なり合うところを見つけられる。Blendを作成すると、2人のリスニング傾向に基づいて毎日新しい曲で更新される。米国時間3月30日、SpotifyはBlend機能を進化させ、最大10人と組み合わせて、あるいはお気に入りのアーティストと組み合わせてプレイリストを作れるようにすると発表した。SpotifyはBTS、Charli XCX、Kacey Musgraves、Lauv、Megan Thee Stallion、Mimi Webb、Tai Verdes、Xamãなどのアーティストと提携し、自分の音楽の好みとアーティストの音楽の好みに共通する曲を1つのBlendプレイリストにまとめられるようにする。他のBlendプレイリストと同様に、ユーザーには「テイストマッチ」のスコアが記載されたカードも提供される。スコアは自分のリスニングの好みをBlendの参加者と比...
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グーグル、GoogleドキュメントにMarkdownの限定サポートを追加

Google(グーグル)は、Google Workspaceの利用者に向けて、Markdown(マークダウン)ファンにとって朗報となるブログ記事を発表した。GoogleドキュメントはMarkdownフォーマットを自動的にリッチテキストに変換することができるようになった。Markdownに馴染みのない方のために説明すると、このマークアップ言語は構造化されたドキュメント、特にウェブコンテンツを書きたい場合、ここ数年で非常に人気が出てきている。例えば、Notion(ノーション)やBear(ベアー)のような人気のメモ取りツールはMarkdown記法に対応している。WordPressのようなコンテンツ管理システムでも、新しい投稿を書く方法としてMarkdownを有効にすることができる。Googleドキュメントのこの新機能は、デフォルトではオフになっている。まず、設定の中で手動でオンにする必要がある。この記事を書いているのはそのためだ。Markdownサポートを有効にしたい場合は、Googleドキュメントでドキュメントを開き、画面上部にある「ツール」から「設定」を選択し「Automatically...
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普通のサウンドバーに満足できないDevialetがハイエンドのサウンドバーを発売

ハイエンドスピーカーメーカー、フランスのDevialet(デビアレ)から登場した新しいスピーカーのDevialet Dioneを紹介しよう。この新製品で、同社は新しい市場であるホームシネマサウンドシステムに参入する。Devialet Dioneはオールインワンのドルビーアトモス5.1.2対応サウンドバーで、価格は2190ユーロ(約29万7400円、日本での販売価格は税込35万9000円)だ。DevialetのCEOであるFranck Lebouchard(フランク・ルブシャール)氏は筆者に対し「当社はハイエンドのマーケットの企業ですが、オールインワンオーディオシステムの製品があります」と語った。その意味するところは、標準的なサウンドバーとDioneは比較の対象ではないということだ。例えばSonos(ソノス)のラインナップでDioneと同等のデバイスを見つけるとするなら、Sonos ArcサウンドバーとSonos Oneを2台、そしてサブウーファーのSonos Subのセットになるだろうとルブシャール氏はいう。このセットの現在の価格は2000ドル(約24万3300円)を超える。ルブシャー...
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スペースプレーン開発を手がけるSpace Walkerがガンダム×未来技術の新構想「ガンダムオープンイノベーション」に採択

持続可能な宇宙輸送手段となるスペースプレーンを開発する東京理科大学発ベンチャー企業Space Walker(スペースウォーカー)は3月29日、バンダイナムコグループによる「ガンダムオープンイノベーション」に採択されたと発表した。同社は3月28日、東京都中小企業振興公社による「令和3年度TOKYO戦略的イノベーション促進事業」にも採択されている。ガンダムオープンイノベーションは、ガンダムの舞台となった時代「宇宙世紀」を現代に捉え直し、さまざまな社会課題を解決し、人類が望む未来社会を築くために、未来に向けたアイデアや技術を掛け合わせて夢や希望の現実化を目指すというバンダイナムコグループのプログラム。2021年6月に発表され、パートナーを募集していた。Space Walkerは、このガンダムオープンイノベーションで「エンターテインメント業界の皆さまと持続可能な社会に向けて共創することにより、社会にとってのより良い相乗効果を期待しています」と話している。令和3年度TOKYO戦略的イノベーション促進事業では、「タイプ4超高圧複合容器蓄圧器の開発」を研究開発テーマに設定している。これは水素などの気...
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【3月31日】掲載記事アクセスランキング・トップ5―1位はDeFi史上最大のハッキング、2位はPlayStation Plusリニューアル

掲載記事のうち、3月31日午前7時現在集計で最もアクセスのあった記事5本を紹介。第1位:DeFi史上最大のハッキング、Axie InfinityのRoninネットワークから約765億円相当のイーサとUSCコイン流出2021年、a16zから30億ドル(約3688億円)の評価額で資金を調達したブロックチェーンゲーム大手のAxie Infinityは、壊滅的な1週間を過ごしていた。米国時間3月29日朝まで、同社がそのことを知らなかっただけで。第2位:ソニー、定額サービス「PlayStation Plus」を3つのプランでリニューアルソニーは、リニューアルしたゲームサブスクリプションサービス「PlayStation Plus」を導入することを正式に発表した。この新しいサービスはPlayStation Plusと呼ばれ、ソニーが現在提供している2つのサブスクサービス、PlayStation PlusとPlayStation Nowを1つにまとめたものだ。PlayStation Plusは、Microsoftの人気サブスクサービス「Xbox Game Pass」への対抗と見られている。第3位:イー...
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クラブハウスで「保護されたプロフィール」設定が利用できるように

Clubhouse(クラブハウス)は米国時間3月30日、ユーザーがフォロワーとして承認した人にのみ、自分の完全なプロフィールを公開できる保護プロフィール設定を開始すると発表した。この変更は、ロシアがウクライナに侵攻を続けていることを受け、プラットフォーム上でユーザーを保護し続けるために実施される。「この時代に当社が世界中の人々がつながるための場となっていることに感謝していますが、紛争や激動の時代にあっては、あなたのオンラインプレゼンスとあなたが共有するものに注意することがますます重要になることも知っています」と同社はブログ投稿で述べた。保護されたプロフィール機能は、アプリの設定でオンに切り替えられる。オンにすると、フォロワーを承認することができるようになる。あなたのフォロワーだけがあなたのプロフィール上のroom、クラブ、リプレイを見ることができるとClubhouseは説明する。また、この設定により、Clubhouse上では一般的にあなたは目にされにくくなる。あなたがフォロワーとして承認していないユーザーはあなたがオンラインになったときに見ることができず、あなたが知らない人があなたをフ...
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Beyond Next Venturesの共同創業プログラム「APOLLO」から起業第1号、医療系スタートアップALY誕生

ベンチャーキャピタル・アクセラレーターのBeyond Next Ventures(BNV)は3月29日、起業家候補人材とともに革新的な事業創造に挑む共同創業プログラム「APOLLO」において、医療系ディープテック企業ALY(アリー)が第1期参加者初の会社登記(2021年12月)を実現させたと発表した。同時に、第2期の募集を開始した。ALYは、「データ技術で医療分野に化学反応を起こし、前へ進める」ことをミッションとする医療系スタートアップ。「データ分析で医療分野に良いインパクトを与えられる事業」を目指している。共同創業プログラム「APOLLO」APOLLOは、ディープテック領域に特化した起業家を対象に、構想段階からともに事業を練り上げ、スタートアップの起業を目指す創業プログラム。特定の事業テーマを選んで共創するという特徴がある。APOLLOが提供するのは、創業資金と成長資金、BNVの研究領域ネットワークを通じた事業に必要な研究シーズの探索や連携、事業構築と成長支援、目標領域に精通する投資家とともにビジネスモデルの策定や創業メンバーの採用などを行う事業構築と成長支援、起業家コミュニティーへ...
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AI活用の水泳コーチングシステム「スマートスイミングレッスンシステム」を全国約100カ所のコナミスポーツクラブが導入へ

ソニーネットワークコミュニケーションズは3月29日、映像とAIを活用したスイミングスクール向けコーチングシステム「スマートスイミングレッスンシステム」について、コナミスポーツが導入を決定したと発表した。4月1日より「運動塾デジタルノート」の名称で、コナミスポーツクラブの「運動塾スイミングスクール」で使われる。まずは東京の本店に導入し、2023年3月末までに全国約100店舗に順次導入してゆく。スマートスイミングレッスンシステムは、撮影と動画編集、クラウドによる配信、コーチ用アプリケーションという技術で構成されている。撮影は、プールの水上と水中に設置した複数台のカメラで行われる。通常は、水面の揺れ、光の反射、屈折などにより難しいとされる泳ぐ人の画像認識と追従を独自開発のAIアルゴリズムで実現した。さらにAIは、複数の水面・水中映像から最適なものを選び出して自動編集を行い、動画コンテンツにまとめる。この映像は、プールサイドに設置したタブレットで自動再生されるため、プールから上がった生徒は、タブレットを操作することなく、すぐに見ることができる。コーチ用のアプリケーションは、レッスン中にも使いや...
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ロータスの新型EV「Eletre」に搭載された技術に同社の自動運転への野望が見える

Lotus(ロータス)は米国時間3月29日、バッテリー駆動の「ハイパー」SUV「Eletre」(エレトレ)を発表した。これは、ロータスが今後4年間に発売を予定している3種類のEV(電気自動車)のうちの最初の1台だ。どのようなものなのか?Eletreは(ハンガリー語で)「活気づく」という意味で、Lotus初の実用車であり、今後予想されるバッテリー駆動の高級SUVの需要増に対応するための重要なモデルだ。車両のデザインや豪華な内装は特筆すべきものだ。しかし、ロータスの未来を最もよく垣間見ることができるのは、必要に応じて飛び出す4つのLiDAR(ライダー)センサーを含む、いくつかの技術だ。まずは基本的なことを。Geely Automotive(ギーリー・オートモーティブ、吉利汽車)とマレーシアのコングロマリットEtika Automotive(エチカ・オートモーティブ)が所有するLotusは、このEVに、パワーとトルク、そこそこのバッテリー走行距離を詰め込んでいる。Eletreは、800ボルトの電気アーキテクチャを採用し、バッテリーを劣化させることなく急速充電を可能にした。各車軸に1つずつ搭載...
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Chrome OSがバージョン100の誕生日に新ランチャーを搭載、簡単GIF作成や音声入力改善

Chrome OSチームは、本日、その軽量オペレーティングシステムのバージョン100を発表し、それにともない、プラットフォームにかなりの興味深い変更をもたらした。最もわかりやすいのは画面の左下から横に広がる新しいランチャーで、さらにいくつかの新機能が追加されている。内蔵カメラアプリでは、作成したメディアをGIFとして保存できるようになり、Chrome OSの音声入力機能では、テキストの編集がより簡単にできるようになった。また、新たに登場したChrome OS Flexは、100以上のデバイスが追加サポートされる。開発者向けには、Google(グーグル)はデザインを一新したChromeOS.devサイトを立ち上げた。ランチャーは、おそらくユーザーが最初に気づく部分だろう。もっとも、タスクバーそのものが移動するわけではなく、Chrome OSのWindowsスタートメニューに相当する部分について話しているだけである。Googleは、開いている他のウィンドウのためにスペースを確保することが目的だと述べている。ユーザーは、アプリの表示順を名前や色(それが好みなら)で整理したり、手動で納得のいく...
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オンデマンド型シャトルのNearMeとスターフライヤー、北九州空港と市内を結ぶ空港送迎「スマートシャトル」を開始

オンデマンド型シャトルサービスを手がけるNearMe(ニアミー)は3月30日、空港と市内を結ぶ送迎サービス「スマートシャトル」(nearMe.Airport)について、北九州空港に本拠を置く航空会社のスターフライヤーと提携を開始。北九州空港と北九州市内をドアツードアで結ぶ空港版スマートシャトルの予約を、同日よりスタートしたことを発表した(前日までの事前予約制のため運行開始は4月1日から)。九州エリアでは、福岡空港の送迎シャトルに続いて2空港目となる。NearMeは、独自のAIを活用し、2019年夏に空港送迎版の「nearMe.Airport」(ニアミー エアポート)のサービスを開始。2022年2月、北九州市が行なう「スタートアップSDGsイノベーショントライアル事業(実証支援事業)」を通じ、北九州市内・苅田町と北九州空港をドアツードアで結ぶスマートシャトルの実証実験を実施した。今回その結果を受け、スターフライヤーの協力のもと北九州空港と市内を結ぶ送迎シャトルのサービス開始に至ったという。nearMe.Airportは、北の新千歳空港から南の那覇空港まで、今回の北九州空港を含め全国13空...
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都市型温室のGotham Greensが2022年中に設置面積の倍増を計画

ニューヨークの多くの人々と同様、筆者もブルックリンで初めてWhole Foods(ホールフーズ)に設置されたGotham Greens(ゴッサム・グリーンズ)の温室に興味を惹かれた。ゴーワヌスの巨大なレンガ造りの建物の上に、4つのガラス張りの構造物がある光景は、都市型農業の背後にある考え方の非常に優れた縮図だ。特に、既存の建物の上に建てることで、より貴重な地上の面積を独占する必要性を排除することができる。また、農場から食卓までの直接的なパイプラインという概念も説得力がある。より新鮮な農産物を確保するためだけでなく、レタスを満載したトラックを何千キロも走らせるという環境破壊的な影響を排除するという意味においても、この部分は重要だ。Gothamの温室は、垂直農法と定義できるものではないが、同じ根本的な原理をいくつか利用している。このニューヨークの企業は今週、2022年中に温室の面積を倍増させる計画を発表した。Gothamは2022年中に、温室の生産能力を60万平方フィート(約5万5750平方メートル)から120万平方フィート(約11万1500平方メートル)まで拡大する予定だという。これには...
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YouTubeにポッドキャスト専用ページができるかも

YouTube(ユーチューブ)がポッドキャストに本腰を入れていることは、すでに何度か報じられていた。同社がこの分野での取り組みをリードするためにポッドキャストのエグゼクティブKai Chuk(カイ・チュク)氏を雇い、人気配信者に番組の撮影費を提供し始めたことさえわかったからである。今回、流出した文書により、YouTubeのこの分野での計画に関する詳細が明らかになり、将来的にYouTube.comにポッドキャストのホームページを設置することや、その他の収益化機能があることが指摘されている。Podnewsは最近、YouTubeがポッドキャストのロードマップを説明した84ページのプレゼンテーションを手に入れ、その詳細を発表した。その中で同社は、ポッドキャストのRSSフィードを取り込む機能を試験的に導入し、ポッドキャストの取り込みを改善するとしている。また、YouTube.com/podcastsという新しいホームページでPodcastを一元管理する計画であることも述べている。このURLはまだ機能しないが、スラッシュの後にランダムな言葉を入れた場合と異なり、YouTubeのホームページに自動的...
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起亜自動車が「EV9」の市販化を発表、2023年に欧州で発売

Kia(起亜自動車)が、2021年のロサンゼルスオートショーで公開したコンセプトカー「Concept EV9(コンセプトEV)」を市販化する日はそう遠くないだろうと思っていた人の推測は正しかった。起亜は、この電気自動車SUVの市販バージョンを、2023年に欧州で発売すると発表した。北米やその他の地域での販売については言及されていないものの、SUVなのだから、米国やカナダの道路を流しているEV9を目にするのも時間の問題かもしれない。EV9がコンセプトから量産モデルに移行する際にどこが変わるのかということについて、起亜は言及しなかった。しかし、我々はボディの大胆な切込みや、巨大なホイール、格納式ルーフレール、そしてラウンジのような座席モードなど、エキゾチックな機能の多くがカットされると予想する。とはいえ、27インチの超ワイドディスプレイや、ボンネット備わるソーラーパネルさえ、市販モデルに受け継がれたとしても、我々は驚かないだろう。量産モデルのEV9でも、謳い文句通りのスペックが維持されるかもしれない。コンセプトカーでは、一度の充電で走行可能な距離は最大300マイル(約483km)で、350...
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ボストン・ダイナミクスが物流用ロボットStretchの販売予約受け付けを開始

Stretchはこれまで、Spotほどには注目されてこなかった。当然といえば当然なのだが。というのも、1つにはBoston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)が数十年にわたる研究開発を経て、初めて商品化したロボットではなかったからだ。また、人目につかないところで箱を移動させるなど、舞台裏で活躍することを想定して設計されているからでもある。有名なSpotは、Hyundai(現代自動車)傘下のロボットメーカーBoston Dynamicsにとって、世間の注目を集め、ちょっとした論争を巻き起こす一種のブランドアンバサダー的な存在となっている。同社のHandleプロジェクトから生まれたStretchは、ここ数カ月で限られた顧客に試験的に使用されている。同社はまた、1月にDHLと1500万ドル(約18億円)相当という大規模なロボット購入契約を締結した。その他、衣料品チェーンのGapやH&Mも初期の顧客だ。3月30日、このシステムの販売が始まった。2023年か2024年まで納品されないので、予約受付中といった方が正確かもしれない。予想通り、同社はこの新型ロボットへの関心の主な要因と...
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Visaがアーティストやミュージシャンを対象としたNFTプログラムを開始

クレジットカード大手のVisa(ビザ)は、小規模事業者をデジタル経済に取り込むため、NFT(非代替性トークン)クリエイタープログラムを開始した。Visaの暗号資産(暗号資産)部門責任者、Cuy Sheffield(クイ・シェフィールド)氏はTechCrunchに「過去1年間、NFTのエコシステムが急速に成長しているのを目の当たりにしました。NFTが新しい形のeコマースを表していると考えています」と語った。小規模事業者の頭の中は、従来の「家族経営の実在店舗」から、デジタルに特化した企業を立ち上げ、NFTのような新しいツールを活用したいクリエイターや起業家による他の独立したビジネスへと進化していると、シェフィールド氏は述べた。1年間の集中プログラムであるVisa Creator Programは、アーティスト、ミュージシャン、ファッションデザイナー、映画制作者などのクリエイターを集め、NFTを使ったビジネスを構築できるようにする。シェフィールド氏は、初回のプログラムではクリエイターの数に上限はなく、すべてのメンバーがVisaの顧客やメンターの幅広いネットワークにアクセスできるようになる、と...
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ダイソンの顔に装着する空気清浄機

空気。私は好きだし、あなたも好きだ。私たちはみんな、1日中その中を歩き回り、肺や血液をその物質で満たしている。飽きることはない。しかし、あなたも私も、ペットのチンチラも、みんなが必要としている、美しくすばらしい命を支える空気が、ときに悪くなることもある。その通り。私たちが頼る空気には、時に悪いもの、微小なものが混ざるのだ。あなたの鼻の中に飛んできて、柔らかくて無防備な内部を大混乱させることが大好きな何かが。この2年間で、ここ米国では空気清浄機が2020年の57%増をはじめとして販売台数を大きく伸ばしている。パンデミックにカリフォルニアの山火事などの現象が重なり、多くの人が家庭やオフィスにフィルターを設置するようになった。そうする間にも、Dyson(ダイソン)のエンジニアたちは、ある重要な問いを自問自答していた。もし、顔に清浄機を取り付ける方法を見つけたらどうだろう?マスク着用が日常になった世の中では、もしかしたら突拍子もない問いではないかもしれない。おそらく。画像クレジット:DysonDyson Zone(ダイソン・ゾーン)は野心作だ。ダイソンでおなじみの製品デザインを多く取り入れなが...
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Facebook MessengerにSlackのような「@everyone」機能などの新ショートカット追加

Meta(旧Facebook)は、Messengerアプリにいくつかの新機能とショートカットを導入している。最も注目すべきは、Slackのような「@everyone」機能を追加し、新規のメッセージに関して、チャットの参加者全員に通知できる点だ。Metaは、新機能がグループリマインダー、懇親会、または一刻を争う質問を投げていて、すぐに回答が必要な場合に最適だと説明する。一方、同社は「/silent」機能も展開している。グループチャットでメッセージを送信する前に「/silent」と入力すると、そのグループのメンバーにはメッセージの通知が一切届かなくなるという機能だ。Metaは、この機能により、時間帯の異なる相手に割り込む不安を取り除き、ユーザーがゆっくりとメッセージを読むことができるようになるという。これら2つの新機能は、本日から利用可能となっている。さらに同社は、今後数週間のうちに展開される予定となっているいくつかのショートカットも示唆した。Metaは、1対1のMessengerチャットでの送受信を簡単にする新ショートカット「/pay」を米国で提供開始する予定だ。このショートカットは、i...
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高純度間葉系幹細胞を開発する島根大学発バイオスタートアップPuRECが総額7億円調達、製品開発を加速

島根大学発の細胞医薬スタートアップ「PuREC」は3月29日、第三者割当増資による総額7億円の資金調達を実施したことを発表した。引受先は持田製薬、山陰合同銀行、ごうぎんキャピタル、中内啓光氏(スタンフォード大学教授)。累計調達額は13億7000万円となった。調達した資金は、製品開発をより加速することにあてる。それによりこれまで十分な医療効果が得られなかった疾病に対し、少しでも早く高純度間葉系幹細胞RECを活用した再生医療を届けることを目指す。2016年1月設立のPuRECは、島根大学発のバイオ領域スタートアップ。独自開発した手法で得られた高純度間葉系幹細胞「REC」(Rapidly Expanding Cells)の臨床応用を進めている。間葉系幹細胞が持つ細胞機能の増殖能と分化能、またその均一性や遊走能を利用して、安全かつ効果的な幹細胞治療を実現することを目指しているという。これまでに日本医療研究開発機構(AMED)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、富士フイルム、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、持田製薬などと連携し、低ホスファターゼ症、関節疾患、脊椎関連疾患など...
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早起きは三文の「損」であることが判明!? 朝型人間と夜型人間の睡眠の問題と生産性との関連を調査

東京医科大学は3月28日、いわゆる朝型人間と夜型人間の睡眠の問題と生産性との関連性を調査し、朝型人間の夜ふかしと、夜型人間の早起きが、生産性低下に関連していることを明らかにした。人間には、早寝早起きで昼間に高い生産性を発揮する朝型の人と、遅寝遅起きで夜に高い生産性を示す夜型の人がいる。こうした朝型か夜型かの体内時計の傾向は「クロノタイプ」と呼ばれている。クロノタイプは遺伝や細胞周期によって決められているため、後天的に修正することは難しい。そのため、朝型の人の夜勤、夜型の人の早朝勤務では体の調子が出ずに生産性が下がり、これを続けると健康上の問題が生じることがわかっている。しかし、クロノタイプと生産性低下との関連を調べた既存研究がわずかにあるものの、見解が一致していない。そこで、東京医科大学精神医学分野の志村哲祥兼任講師らによる研究グループは、クロノタイプと生産性の関係、つまり本当に「早起きは三文の得」なのかを調査した。調査対象は、2017年から2019年にかけて、IT・官公庁・金融・放送業・コンサル業などの第三次産業42社に勤務する人のうち、質問紙調査に回答しデータ利用に同意した8155...
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プライバシーに配慮したIDを生成するCloakedが30.4億円のシリーズA調達

オンラインアカウント作成時に、ユニークな電子メールアドレスと電話番号を生成できるようにする、ボストンのスタートアップCloaked(クロークド「覆い隠す」という意味)が、シリーズAラウンドで2500万ドル(約30億4000万円)を調達した。Arjun(アージュン)とAbhijay Bhatnagar(アブジェイ・バトナガー)の兄弟が2020年に設立したCloakedは、プライバシーを気にする個人が、ユニークなIDを作成できるようにする。アプリやブラウザの拡張機能として提供されるこのサービスは、任意のオンラインサービスに対して、電子メール、電話番号、パスワード、クレジットカード番号などの、ユニークな「覆面」IDを作成することができる。Cloakedはパスワード管理ソフトのように振る舞うが、ユーザーのパスワードを保存するのではなく、生成した「覆面」データで個人情報を置き換えるプラットフォームだ。Apple(アップル)のHide My Email(ハイド・マイ・Eメール)のような、識別子を生成するタイプのサービスとは異なり、Cloakedのスマートな設定を使うことで、各識別子がどのように機能...
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Google マップから新幹線や特急列車の予約が可能に、経路検索の結果からJR東日本の切符販売サイト「えきねっと」に遷移

東日本旅客鉄道(JR東日本)は3月29日、切符販売サイト「えきねっと」とGoogle マップが連携開始したことを発表した。JR東日本エリアで完結するルートであれば、Google マップで経路検索したのち即座にえきねっとに遷移し、新幹線や特急券の予約が行なえる。えきねっとは、JR東日本が提供する切符購入や指定席の予約が行えるオンラインサービス。今回の連携により、Google マップにおいてJR東日本エリアで完結したルートを検索した際に、えきねっとへのリンクが表示されるようになった。これを経由すれば表示されたルートを保持したままえきねっとに遷移できるため、スムーズに必要な新幹線・特急券の座席予約を含めた切符購入が可能となる。予約可能期間は1カ月+1週間後までの乗車分。予約可能時間は5時~翌日1時50分まで(23時50分~0時10分を除く)。条件として、えきねっとへの会員登録とログインが必要。注意事項として、現在は福島県沖地震により東北新幹線の一部区間で運転を見合わせているため、 Google マップで案内された経路でもえきねっとでの購入ができない区間がある。また、えきねっとは発着経由情報か...
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世界に250万ユーザーを有するProgate、実務に近い経験を積めるプログラミング学習「Progate Path」ベータテスター募集開始

世界に250万人(2022年2月現在)のユーザーを有するプログラミング学習サービス「Progate」(プロゲート)を提供するProgateは3月29日、実務のような経験が積めるという新しい学習サービス「Progate Path」のクローズドベータ版テスターの募集を開始した。Progate Path正式版の公開は、2022年内を予定している。Progateは、プログラミング学習を始めるための入口と評価され、2018年から現在までにユーザー数を4倍に伸ばしたという。しかし、Progateの次に何を学べばよいかわからない、Progateだけではエンジニアにはなれないといった意見が多く寄せられ、入口から先の学習機会の提供が課題になっていた。そこで1年以上をかけて開発したのが、この実務に近い実践的な体験が積めるプログラミング学習サービス「Progate Path(β版)」だ。演習内容には「実務で直面するような具体的な課題を用意」し、「エンジニアになるために必要な体験」を積むことができる。ユーザーは、演習内容に沿って自分で環境構築を行い、実務と同じようにローカル環境で作業を行うようになっている。P...
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Coreshellのナノ層コーティング技術は電気自動車のバッテリーに容量アップと耐熱性向上をもたらす

5年前、Jonathan Tan(ジョナサン・タン)氏とRoger Basu(ロジャー・バス)氏は、自分たちが専門とする薄膜技術を生かし、最も速く、最も大きなインパクトが与えられる業界を模索していた。そして彼らが選んだのは、バッテリー、特にバッテリーの劣化や寿命に関する分野だった。当時は(そして今も)この業界には投資も研究も不足しており、バッテリーの画期的な発明に成功したと主張する企業もなかった。しかし、2人は、他の誰もが右へ行くところを、自分たちは左に行ったと主張する。2017年にカリフォルニアでCoreshell(コアシェル)というスタートアップを共同設立したタン氏とバス氏は、ゼロから新しいバッテリーを開発しようとする、すでに多数の企業が取り組んでいる費用も時間もかかる事業には手を出さなかったという。代わり彼らは、バッテリーセルメーカーの既存の生産システムに追加できるナノ層コーティング技術に力を注いだ。このコーティングによって、バッテリーの使用可能容量は30%以上増加し、耐熱性が200%向上するため、コスト削減と安全性の向上が可能になると、Coreshellの創業者たちは述べている...
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小学生向け競プロ「ゼロワングランドスラム2021年度大会」公式キットに採用、「ユカイなピコハンロボットキット」発売

「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、コミュニケーションロボットなどの開発販売を行うユカイ工学は3月30日、ピコピコハンマーを振り下ろす楽しいロボット「ユカイなピコハンロボットキット」の販売を開始した。価格は9900円(税込)。「ユカイなピコハンロボットキット」概要価格:9900円(税込)完成ロボットサイズ:W250×D150×H200mm完成ロボット重量:約260g(電源を含まず)内容物:ピコピコハンマー(1個)、本体フレームパーツ(16種。計17個)、タイヤ(2個)、回転モーター(2個)、角度モーター(1個)、ココロキット+(1個)、スイッチ(1個)、コネクター(3個)、腕シート(4枚)、カプセル(2個)、結束バンド(長4+短20)、両面テープ(6枚)、ねじ(長6+短3)、ドライバー(1本)、目シール(1枚)、Welcome Guide(1枚)電源:単4乾電池3本(電池は別売)ピコハンロボットは、ユカイ工学の教育向けの製品やプログラミング環境を提供する「Kurikit」(クリキット)シリーズから発売される。簡単に組み立てることができ、特別な専門知識がなくともロボットを動かすソ...
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Twitterの「コラボレーション」機能は、ユーザーとブランドによるツイートの共同投稿を可能にする

Instagram(インスタグラム)には、「コラボ」(共同投稿)機能があるが、Twitter(ツイッター)はどうなのか? 同サービスは、複数のユーザーが1つのツイートを共同で投稿する”Collaborations”(コラボレーション)と呼ばれる機能を開発している。まだ一般公開されておらず、別のユーザーからコラボレーションを要求されたユーザーが受け入れた場合に限り有効になるものだ。これは、クリエーターと企業がブランド広告で提携する方法のヒントでもある。YouTube(ユーチューブ)、Instagram、TIkTok(ティックトック)をはじめとするライバルサービスの間ではすでに一般的になっているしくみだ。Twitterのコラボレーション機能が最初に知られたのは、モバイル・デベロッパーのAlessandro Paluzzi(アレサンドロ・パルッチ)氏が 2021年12月にアプリのコードを発掘したときで、彼はTwitterが1つのツイートで2人が共同投稿者になれる方法を開発中であることを示す部分を公表した。このシナリオでは、ツイートの先頭にふたりのTwitterハンドル...
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日本でも販売されているスマートグラスのNrealが1年間で約244.2億円を調達

中国のARスタートアップ「Nreal」(エンリアル)が好調だ。軽量で明るいスマートグラスを作ってARの普及を目指す同社はシリーズC拡張ラウンドで6000万ドル(約73億2600万円)を調達し、この1年間で2億ドル(約244億2000万円)の大型調達を果たした。今回のラウンドを主導したのはAlibaba(アリババ)だ。Alibabaは投資に関しては最大のライバルであるTencent(テンセント)よりも、これまでずっと実用性を重視しつつTencentほど積極的ではなかった。Alibabaは、その巨大な小売エコシステムを補完するピースになり得るスタートアップの経営権に関わる持分を獲得すると言われている。しかしNrealに対するAlibabaの投資は純粋に資金面でのことだ。理論的には、両者が戦略的なシナジーを生み出す可能性はある。Alibabaが自社のゲームやビデオのストリーミング部門とNrealの協業に乗り出したり、最近音声コントロール付きヘルメットを着用するようになった膨大な数のフードデリバリーのライダー向けにスマートグラスをNrealに開発してもらうことは容易に想像できる。しかし中国では...
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モトローラが米国スマートフォン市場で第3位を獲得、まだ闘志は残っている

スマートフォン市場に、まだサプライズがあるんだね、少しは。米国市場のトップと2位なら、おそらく誰もが知っている。しかしCounterpoint Researchの最新の数字で、Motorola(モトローラ)が辛うじて2位を固持していると知ったら、思わずえっ?と言いたくなるだろう。同ブランドにとっても、ここ10年、20年は順調ではなかった。世紀の変わり目には勢いある名前だったが、ポストiPhoneの世界は同社にとって厳しかった。巨額の損失後、Motorolaは2つに分かれ、モビリティ部門を2011年にGoogleに売った。Googleのハードウェアの成績はご存知のとおりで、3年後にはまた持ち主が変わった。Lenovo(レノボ)は昔のブランドにとって、はるかに居心地の良い家だった。その成功の主な理由は、前述の上位ブランドが支配しているハイエンドの市場を避ける意思決定にあった。中でもブラジルとインドが、同社の主要市場になった。同時に米国も、重要な市場として残った。米国市場はミドルレンジのモデルや機やエントリーモデルが手薄だったため、そこが同社にとっておいしいマーケットになった。Counter...
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京都大学とパナソニック、電池交換や電源ケーブルが不要になるマイクロ波電力伝送システムのサンプル提供開始

京都大学とパナソニックは3月24日、京都大学生存圏研究所の篠原真毅教授とパナソニックが共同開発してきたマイクロ波を使った長距離のワイヤレス電力伝送システムについて、プロトタイプ開発が完了し、試験用サンプルの提供を開始すると発表した。この技術が実用化されたなら、IoTセンサーやウェアラブル機器などの電源ケーブルや電池交換が不要になる。これは、920MHz帯のマイクロ波を利用したワイヤレス電力伝送システム。2022年に電波法施行規則等に関する省令の改正が予定されており、それを見据えてサンプルが提供される。免許を取得すれば、屋内の一般環境で利用が可能となるのだが、規制によって送電できる電力は1ワット以下に制限される。そのため、この範囲内で電力を効率的に伝送し、広範囲に設置された受電機へ電力を送ることが開発のポイントとなった。京都大学とパナソニックは、高効率な送電方法、受電用の小型アンテナ、受電したマイクロ波電力を高効率に安定して直流に変換する回路の開発に取り組んだ。ワイヤレス送電は、特に人の見守りや健康管理用のバイタルセンサーのためのウェアラブル端末への応用が期待される。しかし既存のアンテナ...
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TikTokが新しい動画作成ツール「TikTok Library」でGIFのコレクションを提供するGIPHYと提携

TikTokは米国時間3月29日、新しいアプリ内作成ツール「TikTok Library」を発表した。クリエイターがエンターテインメントコンテンツにアクセスしたり、トレンドに参加したりしやすくなることを期待している。当初は、GIPHY Clips(ジーフィークリップス)と呼ばれる音声付きGIFのコレクションなど、GIPHY(ジーフィー)から厳選されたコンテンツがライブラリに掲載される予定だ。時間の経過とともに、TikTokは追加のコンテンツソース、オーディオやサウンド、テキストテンプレート、その他のTikTokクリエイターのコンテンツでライブラリを拡張するとしている。ただし同社は、そうした取り組みのために将来的にどのようなパートナーと提携するのかについては言及を避けた。2019年にGIPHY Videoとして開始された今日のGIPHY Clipsは、テレビや映画のスタジオ、ゲームメーカー、レコードレーベル、スポーツリーグ、ニュースメディアなどのエンターテインメントパートナーが、GIPHYのプラットフォーム上で適切にライセンスされたコンテンツを共有するための手段だ。この機能は時間とともに...
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職域向けオンライン診療など健康支援プログラムを提供するリンケージが約5.5億円のシリーズA調達、上場準備室も設置

予防医療テックで職域向けにオンライン診療などの健康支援プログラムを提供するリンケージは3月30日、第三者割当増資による資金調達を実施した。引受先は、マイナビ、Medical Development Support 1号投資事業有限責任組合、個人投資家の竹内真氏、上沢仁氏など。これにより、シリーズAラウンドの累計調達額は約5億5000万円、また累計調達額は8億円となった。調達した資金は、主にプロダクトの機能拡充、質の高いサービス提供のための人材採用にあてる予定。また同社は、さらなる企業成長を見据え、上場準備室を設置した。ヘルスケアスタートアップとしてのノウハウを活かした事業展開で健康総合支援企業となるビジョンを体現し、次のステージへの到達を目指す。「テクノロジーとのつながりで健康意識の温度をあげる」をミッションに掲げるリンケージは、2011年6月の設立以来、「オンライン禁煙診療」や、オンライン問診を起点に従業員の心身の健康課題を可視化し、必要な医療へのアクセスや組織の生産性向上につなげる「Rasika」「FEMCLE」などの企業向けヘルスケアサービスを展開。のべ174組合、企業1550社...
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自動インシデント対応プラットフォームを構築するShorelineがシリーズBで約43億円を調達

Shorelineの創業者でCEOのAnurag Gupta(アヌラグ・グプタ)氏は、同社を創業する前は8年間、AWSでインフラストラクチャに携わっていた。AWSのシステムがスローダウンしたり停止したりするインシデントに対応するシステムの責任者を務めていた。これは大仕事で、同氏はインシデント対応を自動化する社内システムの構築に関わっていたが、マーケットプレイスには他社がそうした自動化に役立つツールが不足していることに気づいた。ソフトウェアのテストと導入、本番システムの監視、インシデントが起きた時の対応をするツールはあるが、同氏は欠けているものがあると見ていた。同氏は、インシデントのチケットが発行され必要な人が対応を始めると、何がおかしいかをつきとめて修復するのは通常は手作業が極めて多いプロセスになると指摘する。システムがダウンすると1分ごとにコストがかさむ。ソフトウェアとシステムが複雑になり、こうした問題に対処する責任者であるSRE(サイト信頼性エンジニア、Site Reliability Engineer)が根本原因をつきとめて修復するのはさらに難しくなっている。グプタ氏は「ほぼすべ...
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経産省、ロボットを導入しやすい「ロボットフレンドリーな環境」実現を目指す取組みで惣菜盛り付けロボの実用化開始

RT Corporation経済産業省は、官民一体の取り組みとしてロボットフレンドリーな環境の構築を目指し、惣菜工場への惣菜盛り付けロボットの配備を開始したと発表しました。経産省のリリースによると「人手不足やコロナ禍の影響により、今後の日本社会における自動化、無人化、非接触へのニーズはますます高まって」いることを背景に、2019年より「ロボットを導入しやすい“ロボットフレンドリーな環境”の実現に向けた取組」を進めてきたとのこと。とくに食品製造の分野ではいまだ人手のかかる作業が多くを占めており、なかでも惣菜の製造現場、特にパックなどへの盛り付けの工程における人手が多く必要とされているため、これをいかに自動化するかが課題となっています。今回の発表ではロボット実装モデル構築推進タスクフォース(TF)のメンバーである一般社団法人日本惣菜協会が指揮をとり、マックスバリュ東海、イチビキ、ヒライ、藤本食品、グルメデリカ、デリカスイト、ニッセーデリカの7社に惣菜盛付ロボットやシフト計算最適化システムなどを開発導入したことが報告されました。Japan Ready-made Mea...
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【3月30日】掲載記事アクセスランキング・トップ5―1位は高専10校共同開発の人工衛星KOSEN-1が宇宙技術実証に成功

掲載記事のうち、3月30日午前7時現在集計で最もアクセスのあった記事5本を紹介。第1位:高専10校が共同開発した人工衛星「KOSEN-1」で初の宇宙技術実証に成功、Raspberry Pi CM1を衛星の心臓部に採用高知工業専門学校を中心とする10校の高専が開発した超小型人工衛星「KOSEN-1」が、市販のLinuxマイコンボードを衛星の制御に使うオンボードコンピューター(OBC)として常時運用するという宇宙技術実証に成功した。第2位:Apple TV+が「コーダ あいのうた」でストリーミングサービスとして初めてアカデミー作品賞を受賞Apple TV+がNetflixを抑え、前者の「CODA(コーダ あいのうた)」がアカデミー賞授賞式で作品賞を受賞し、ストリーミングサービスとして初の快挙を成し遂げた。第3位:イーロン・マスク氏が「次のTwitterを作りたい」と熱望しても心配する必要はないイーロン・マスク氏が先週末のツイートで、地震のソーシャルメディアプラットフォームの構築について「真剣に考えている」と発言した。このツイートを読んで血圧が上がった人は、あなただけではない。深呼吸をしよう...
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スマート配電盤で一般家庭の電化を進めるSpanが約110億円調達

あの地味なブレーカーパネルは、特に愛されることもなくすでにまるまる1世紀存在しているが、そこに登場したのがSpanだ。同社は現代的でスマート、そして魅力的な配電盤を作っており、その進化を継続するために、このほど9000万ドル(約110億円)を調達した。同社は電化とマイクログリッドの均衡化という問題の解決を目指しており、それにより未来のスマートホームが自らの電力消費の状況をもっとよく把握できるようにする。Spanは2年前に1000万ドル(約12億円)を調達し、Alexaを統合して、さらに2022年初めにはスマートパネルと相性がいいよりスマートなEV充電器をローンチした。SpanのCEOで創業者のArch Rao(アーチ・ラオ)氏は、2022年初めのインタビューで次のように語っている。「初期のTeslaに入って、後にTesla Energyになるもの設計に最初から関われたことは、とてもラッキーでした。私は、Energy Groupの初期のリーダーの1人でした。みんながよく知っているのはPowerwallバッテリーだと思いますが、私はそのプロダクトチームのリーダーで、一般住宅用製品や産業用製...
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HarvestXが1.5億円調達、植物工場での実証実験に向け開発加速―実証結果踏まえた製品バージョンのベータリリースも計画

農業用ロボットを手がけるHarvestXは3月30日、総額1億5000万円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、ANRI 4号投資事業有限責任組合(ANRI)、オープンイノベーション推進 1号投資事業有限責任組合(東京大学協創プラットフォーム。東大IPC)、DEEPCORE TOKYO 2号投資事業有限責任組合(ディープコア)。レタスなどの葉物類の植物工場が展開を広げる一方、イチゴのような果実類の生産にはハチ・ハエを媒介とした虫媒受粉または人の手による授粉が必要で、収量の不安定さ、高コスト、ハチの短いサイクルでの使い捨てが課題となっているという。そこでHarvestXは、ハチに代わるロボットを活用した授粉技術の開発に取り組み、世界で初めてロボットによるイチゴの授粉の実証に成功した。社内の研究施設「HarvestX Lab」内で実証試験機「XV-1」「XV-2」による授粉の実証実験を実施しており、ハチや人間を超える精度での授粉を行えるそうだ。また現在は、HarvestX Labに植物工場と同等の栽培設備を導入し、植物工場事業会社での授粉ロボットおよびソフトウェアシステムの実証実験に向...
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「テスターのためのAWS」構築を目指すLambdaTestが55.2億円を調達

ウェブ開発者は何百ものタスクを実行しなければならないが、それらを自分のマシンで実行することができる。しかし、開発会社が(大規模に)同様の活動を行う場合には、ローカルにタスクを実行するために必要なコンピューティングパワーをいつでも自由に確保できるとは限らないし、日頃から持っていたいとも思わないものだ。「開発者やその会社が、普通なら4〜5時間かかる作業を10分に短縮できるようなプラットフォームを、構築できるでしょうか?」とAsad Khan(アサド・カーン)氏はいう。カーン氏は10年かけてこの問題を解決しようと努力を重ねてきた。彼は、最新のベンチャー企業であるLambaTest(ラムダテスト)で、そのソリューションを製品化した。創業4年のスタートアップである同社のクラウドベースのサービスを利用することで、ユーザーは自分のウェブサイトやアプリを、ブラウザー、OS、デバイス、そしてそれらの異なるバリエーションの3000種類以上の組み合わせでテストすることができる。彼はTechCrunchのインタビューに対して「テスターのためのAWSを構築しました」と語っている。「私たちは単なるテストツール企業...
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ECサイト制作サービスのSTORES、開設したネットショップでPayPay決済が可能に―実店舗とECの融合(OMO)実現

商売のデジタル化を支援するhey(ヘイ)は3月29日、ネットショップ開設サービス「STORES」(ストアーズ)において、キャッシュレス決済サービスのPayPayと連携したことを発表した。今回の連携により、STORESで開設したネットショップでは、従来のクレジットカード、コンビニ決済、銀行振込、キャリア決済などに加えて、PayPayでの決済も可能となった。heyは、2021年6月に実店舗オーナー・従業員へのアンケート調査を実施(n=444)。その結果「実店舗とネットショップの両方を運営している」「今後、両方を運営していきたい」と回答した事業者は82%に上り、同社は実店舗とネットショップを融合したマルチチャネル化、OMO(Online Merges with Offline)化の動きが進みつつあると指摘。今回、中小規模の店舗でも多数の導入実績を持つPayPayと連携したことで、今後も双方の特性を活かし「実店舗とネットショップの融合」を支援することで、より多くの中小事業者の成長に貢献できるようサービスを展開していきたいという。PayPayは登録ユーザー数4500万人以上、加盟店数355万カ所...
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